ギフトエコノミーという考え方

こんにちは、だいじろうです。前回、これからは”ちょうど良さ”が求められる側面があるんじゃないかということを書かせていただいたのですが、今回は、それに関連して”ギフトエコノミー”について書いていきます。
だいじろう 2021.03.22
誰でも

ギフトエコノミーという考え方

”ギフトエコノミー”という言葉をご存知ですか?

ギフトエコノミーというのは、見返りを求めずにだれかにモノやサービスを提供する経済の新しい仕組みを示唆するものです。

実際にいろんなところで検証されているようですね。

これは「世界は贈与でできている」で解説されていたのですが、ギフト、すなわち贈与は次のように定義されます。

  • 経済学的な計算が不可能である

  • プレヒストリー(贈与以前の贈与)がある

  • 次の贈与を生み出す

  • 未来へ与え、過去から受け取る

  • 差出人が明確でない

最近であれば、キングコング西野さんの絵本を子どもに届けるサービスがそれに当たりますね。

これは月額2000円で毎月1冊を世界の子どもたちに届けるというものですね。

西野さんは他にもクラファンで同様のリターンを使われたりされてますね。

クラファンというものがかなり浸透してきていますが、その多くが支援額とそれに見合ったリターンがあるものがほとんどです。

もちろんそれは良いと思うのですが、それはいわゆる等価交換になります。

それとは別に西野さんがされているようなギフトの文化もある程度広まっていくのかなと考えてます。

それは先日の”ちょうど良さ”が求められると思うからです。

量と質が満たされて、これ以上のものを求めても自分の満足度や幸福感は変わらないとなったとき、だれかにギフトすることで満足度や幸福感を高めようとされる方々が一定数出てくるんじゃないかなと。

個人的にはそういったギフトの文化が浸透していったとき、どんな社会になるのか、とても興味があります。

やさしい社会につながっていくんじゃないかなと考えてます。

現場からは以上でーす

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