”生きづらさ”について考えてみた

こんにちは、だいじろうです。最近は”生きづらさ”といったことを考える機会が多いので、今の自分のなかでの”生きづらさ”についての考えについて書いていきたいと思います。
だいじろう 2021.03.29
誰でも

”生きづらさ”を感じるのはなぜなのか?

3月は”生きづらさ”ということを考える2つに機会がありました。

一つは「立ち止るを見出す」というイベント。

Twitterで関わりをもたせていただいている喜多さん(@rehamame)という方が主催してくださったオンラインイベントで、これまでの”立ち止まった経験”を振り返っていくものでした。

参加者の方々と”立ち止る”ということについて共有していくなかで、自動車の例えが出てきました。

今の資本主義社会のなかでは成長に価値があるとされているので、社会に出ると高速道路のなかで競争させられている状態になっているかと思います。

法定速度で走らないといけないですし、より速く走れる人が評価され、自分のペースで走ったり、自分のタイミングで休んだりすることが”悪”とされますよね。

自分のペースが法定速度以上であれば問題ないのでしょうけど、そうじゃない方は無理にアクセルを踏まないといけない。

本当はアクセルを緩めたいのに、だれかに無理矢理アクセルを踏まされている方もいるかと思います。

軽自動車でアクセルをベタ踏みしているのに、スポーツカーで軽くアクセルを踏んでる人が評価されていってしまう。

そういった状況が”生きづらさ”を感じてしまう一つの要因なのかなと感じました。

そして、この”生きづらさ”を感じてしまっている状態は”自分らしさ”を失ってしまっている状態とも言えるかもしれませんね。

コミュニティのなかで”自分らしさ”を取り戻す

そして、もう一つ、たにかつさん(@tanikatsu1)が運営されている「ひだまりカフェ」という居場所にも参加しました。

こちらはオフラインでの活動で、だれもが気軽に集える居場所を提供されていました。

その居場所にきた人たちが思い思いに時間を過ごし、単純に雑談する人もいれば、相談をする人もいたり。

「こうあるべき」という高速道路から切り離されたサービスエリアといった感じでしょうか。

そのなかでいろんなことを感じたのですが、とくに”自分らしくだれかに貢献すること”が大切なのかなと感じました。

そして、この”貢献する”ということは、特別なスキルを必要とすることではなく、目の前の人が困っていたら、自分ができることをやるという至極シンプルなことなのかなと。

会社のようなコミュニティのなかでは、だれかに貢献しようと思った時、どうしても「自分よりあの人の方がもっとうまくできるしな〜」と他者と比べてしまうことってありませんか?

だれかに十分に貢献できていて、そのだれかも満足しているのに、それを感じてしまったりしません?

ぼくは会社員であるとき、つねにこの感覚がありました。

「先輩だったら」とか「あの人だったら」と自分が尊敬する方々がやればもっとうまくできるのにという感覚。

その環境にいるのは「ぼく」であって、その「先輩」や「あの人」には何もできないにもかかわらずです。

最近だとSNSが浸透したり、社内コミュニケーションもオンラインでできるようになったことで、いつでもたくさんの人とつながれる環境になりました。

だれかに貢献する機会は増えてきているのに、他者と比較してしまう機会も増えてしまっているのかもしれません。

便利な世の中にはなったのですが、生きやすい世の中ではないのかもしれませんね。

じゃあ、どうやって”生きづらさ”を解消して”自分らしさ”を取り戻していくか。

そのためには小さなコミュニティのなかで認めてもらうことが大切なのかなと思います。

高速道路では認めてもらえない速度でも、目の前の人にとっては価値のあるものだったりします。

自分が休みたいときにサービスエリアに立ち寄ることで、目の前の人も「私もサービスエリアに寄ってみよっかな」と思えるようになるかもしれません。

そういったことがだれかに貢献できる価値のあることだと気づいていくことが大切なのかなと思います。

資本主義社会が勝手に決めた価値基準ではなく、自分の価値基準、そのコミュニティの価値基準のなかで過ごしていくことで、”自分らしさ”を取り戻していけるのではないでしょうか?

その自分の価値基準のなかで過ごせるようにするということが意外と難しかったりしますが、それは「人と人とがつながる優しい社会」でもあります。

そいういう社会をつくっていけるように自分なりに活動していきたいと思います。

現場からは以上でーす

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